2006.9.24
突然、友人ご夫婦と共に黒斑山に登る事になりました。
もう20年位、運動らしい運動を全くしていない私。主人は「離れ山にしといたら?」「千ヶ滝でもいいんじゃなの?」と頻りに言います。が!一度、登ってみたい!と強く思って仕舞ったので、もう誰にも止められません!!(^^;)
それに折角遊びに来てくれる二人も、きっと離れ山では満足しまい!
当日は快晴!9時に家を出る予定が、ゆっくりし過ぎて9時20分頃の出発となりました。前日、アウトレットで揃えた”にわか登山”の出で立ち
車坂峠にある無料駐車場までは、中軽井沢の我が家から車で4,50分。ココにある高峰高原ホテルの駐車場から見える風景も、もう既に素晴らしい!ホテルのラウンジからも、窓から素晴らしい景色を一望出来ます。
さてさて、上り初めて15分。もう息切れする私。ここは、最初のトーミの頭までが一番大変らしい。地図をみると「表コース」でのトーミの頭までは90分。この間、ほぼ上り坂。後ろから来る中高年の方々にどんどん抜かれます。良いです。どんどん先に行っちゃって下さい。。。事前に500mlのペットボトルを、彼のアドバイスで2本購入したけれど、やはり2本必要でした。「ゆっくり、汗が出た分を補給するんだよ。そうでないとトイレに行きたくなるからね」と注意されてはいたモノの、ぐいぐいと飲み干す。何たって20年来の運動らしい運動だもの。
へとへとになると休み、ゆっくりと振り返って八ヶ岳を眺める。この風景がないと、もうくじけてしまいそうだけれど、どんどん見えてくる遠くの山々に励まされながら、どうにかこうにかまた登り始める。
途中で見知らぬご夫婦に「頑張って!ココが一番大変だけれど、もう少し行けば浅間が綺麗よ〜。うちのお父さんでも登れたんだから、大丈夫よっ!」と励まされる。見ると、明らかに奥様よりフラフラになって降りてくるご主人が。(^^)
トーミの頭に着くと、今まで見たこともないような浅間。素晴らしい!!感激です。
時間は地図より多く、2時間掛かってしまいました。もうお腹が空いた私は、「ココでおにぎりを食べる!」と誰の同意もない内に、どんどん座り込んでぺちゃんこになったおにぎりを頬張る。 見ると、主人も結構一杯いっぱいの様子。なんか小さくなっている(笑) 友人夫婦は元気! 2人とも全然息が上がらない。凄いなっ。この2人なら、本当に槍ヶ岳に登りそうだわ。。。私はココまで兎に角一杯いっぱいだったので、ほとんど写真は撮れず。
ひと休みした後、主人はココから戻る予定だったみたいだけれど、もう少し行けば黒斑の頂上なので、頑張って行くことにする。30分ほどで、そんなに登りとは感じないまま頂上へ到着!さっきより、少し火口が見える。数日前に浅間の危険度レベルが2から1へ引き下げになり、火口500mまで近づけるようになったので、浅間の頂上付近に多くの人が見える。双眼鏡でのぞき込むと、本当に多くの人が、行列で歩いている!凄いなぁ〜(感心してばかりです。)
ここで、この先に行くか、ココから戻るか協議。でももう少しで白ゾレだし、地図を見ても蛇骨岳まで30分と書いてあるし、行きたい!と主張。蛇骨岳から裏ルートで帰る事になり、また先へ進む。途中、ガラの斜面で危ない箇所がいくつかあるけれど、ほとんど平坦な道。全然OK(笑)そして蛇骨岳に着くと、嬬恋(?)の町並みから遠くの山々が見え、振り返って浅間を見ると、その奥にうっすらと富士山も見える!本当に峰に立っています。
鋸岳まで行きたい気持ちを抑え、ココから「整備不良」「朽ちて落ちた橋あり」と書いてある裏ルートへ。凄く不安。
裏ルートに入ると直ぐ、思っていた以上に整備不良な道。というか道が見えない。熊笹をかき分け、ぼうぼうに生えた木々の枝を分けながら進む。こりゃ、熊になった気分。本当に熊が出てきそうなので、お話ししながら降りる。
裏ルートは全く景色は見えず、全てが下り道で、所々に朽ちた橋が本当にありました。
下り坂って言うのも、凄く疲れるんだと実感。3,40分も下ると脚がガクガクしてきた。裏コースは最後で中コースに合流するハズで、途中荒れ放題の道に、間違えたかなどと心配しながら下り続け、90分程で無事中コースへ合流しました。
すると「そっちにも、道があるんですか!?」といきなり声を掛けられました。聞くと、同じ道を引き返して来るのは惜しい気持ちだったらしい。「でも道が整備されていないので、歩き辛いですよ。」と説明しているのですが、聞こえているのか、いないのか?「地図に書いて無いんですよ。。あるんですか道が。。そうですか。。」と妙に感心しきり。
きっとあの人は次回、裏コースを歩いてみると、私は思うなっ。
最後は高峰高原ホテルでコーヒーを飲む。
本当に楽しかった!私はもう、はまりそうです。結構キツイですが、私でも登れたので、誰でも登れるコースです。聞くところに依ると、お気軽な登山なのに、登山の良いとこ取りだそうで、兎に角風景も素晴らしい!是非、皆さんにもお勧めします。
注意:登山靴にしたほうが良いです。
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